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【KINAN Cycling Teamリポート】ツール・ド・コリア第1ステージ

韓国最大級のステージレースであるツール・ド・コリアが 6 月 14 日に開幕。KINAN Cycling Team も招待を受け、5 日間の戦いに挑む。
この大会は UCI アジアツアー 2.1 クラスとポイント配分が高いこともあり、アジアのみならずヨーロッパやアメリカ、オセアニアといった大陸からもチームが参加。今年は、UCI プロコンチネンタルチームが 5 チーム、同コンチネンタルチームが 14 チーム、ナショナルチームが 1 チームの、計 20 チームがスタートラインに並ぶ。日本に関連するチームとしては、KINAN Cycling Teamのほか、NIPPO・ヴィーニファンティーニ、ブリヂストンアンカーサイクリングチーム、チーム UKYO が臨んでいる。

KINAN Cycling Team は、キャプテンのジャイ・クロフォードを筆頭に、中西健児、 野中竜馬、雨乞竜己、トマ・ルバ、中島康晴の 6 人がメンバー入り。今シーズンの UCI アジアツアーで好成績を残し続けているジャイ、6 月上旬に行われたツール・ド・熊野で ステージ 1 勝を挙げたトマ、同じく熊野で好アシストを見せた中島に、スピードのある中西、野中、雨乞が加わり上位進出を狙う。

レースは、韓国南部の都市・麗水(ヨス)をスタートし、首都・ソウルでフィナーレを 迎える。65km と短距離の第 5 ステージを除き、いずれのステージも中盤に 2 級または 3 級山岳が待ち受けているが、登坂距離が短いため、力のある選手であれば対応は可能。カテゴリー山岳をクリア後は、フィニッシュに向けた主導権争いが活性化することが予想される。また、多くの有力チームが逃げに選手を送り込む展開となれば、そのまま逃げ切る可能性が高まる。

そして迎えた第 1 ステージは、今大会の最長距離となる 216.9km のコースが初日から設定された。同行南西部の都市・群山に設けられたフィニッシュ地点を目指す。
スタートから逃げを狙った動きが繰り返され、KINAN 勢も中西やトマが果敢に前をうかがうが、逃げグループ形成には至らない。その状況に変化が起こったのは、スタートから 20km を過ぎたタイミング。韓国選手のアタックに乗じたジャイが、追随したもう 1 人 とともにメイン集団から抜け出すことに成功。そのまま 3 人の逃げが容認された。しばらくして、追走していた 2 選手が合流。ジャイを含む 5 人がレースをリードした。
先行するジャイたちは最大で 9 分 30 秒のリードを築く。その他の KINAN 勢はメイン集団に待機。状況が整えば雨乞でスプリントを狙うことも意識しつつレースを進めた。
この間、82.8km 地点に設けられた中間スプリントポイントをジャイが 2 位で通過。 113.5km 地点には 3 級山岳ポイントが設定され、ここではジャイが 3 位通過となった。
先頭交代を繰り返しながら快調に進んだ逃げグループだったが、メイン集団もフィニッシュに向けて少しずつペースアップ。距離を追うごとにタイム差が縮小していった。

最大で 9 分 30 秒のリードを得た逃げグループ。先頭から 2 人目にジャイ・クロフォード がつける

残り 50km を切ってからは 2 分前後のタイム差を維持して粘っていたジャイらの逃げグループだったが、残り 20km となって射程圏内へ。そのままメイン集団に吸収され、長時 間の逃げは終わりを迎えた。
地元の韓国選手を中心に散発のアタックは見られるが、いずれもレースを動かすほどの決定打とはならない。有力チームがスプリントに向けて主導権争いをする中で、KINAN 勢にアクシデントが発生。残り 10km になろうかというタイミングで中島がパンク。こちらは車輪交換でレースを再開したが、残り 7km では野中がマンホールのふたにタイヤをとられ落車。顔から地面に叩きつけられ、レース続行不可能との判断。第 1 ステージで無念のリタイアとなった。

プロトンはハイペースのままフィニッシュへ。予想通りスプリント勝負となり、ジョン ・アベラストゥリ選手(スペイン。チーム UKYO)がステージ優勝。KINAN 勢はいずれも安全策をとり、翌日以降のステージでチャンスを狙う形をとった。
ステージ上位進出こそならなかったもの、逃げグループでレースを進めたジャイが中間 スプリント 2 位通過で 2 秒のボーナスタイムを獲得。トップと同タイム扱いとなるメイン集団でのフィニッシュだったため、個人総合ではジョン選手から 8 秒差の 5 位と好位置につけた。

15 日に行われる第 2 ステージは、群山から茂朱(ムジュ)までの 156.8km。ほぼ東に針路をとるルートとなる。
なお、落車によりリタイアした野中は、右目付近の負傷のほか、数カ所の擦過傷はあるものの、病院で手当てを受けたのちチームに合流。第 2 ステージ以降もチームに帯同することが決まっている。この先は 5 人で戦いを進める KINAN Cycling Team だが、あらゆる形でトライを繰り返しながら、勝利のチャンスを探っていく構えだ。

スプリント勝負は、ジョン・アベラストゥリ選手がものにした

ツール・ド・コリア第 1 ステージ(216.9km)結果

1 ジョン・アベラストゥリ(スペイン、チーム UKYO) 5 時間 24 分 43 秒
2 ニコラス・マリーニ(イタリア、NIPPO・ヴィーニファンティーニ) +0 秒
3 パク・キョンホ(韓国、グムサンインサム・チェロ) +0 秒
4 スコット・サンダーランド(オーストラリア、アイソウェイスポーツ・スイスウェルネ ス) +0秒
5 ジェイソン・ロウンデス(オーストラリア、イスラエルサイクリングアカデミー) +0 秒
6 エフゲニー・ギディッチ(カザフスタン、ヴィノ・アスタナモータース) +0 秒
50 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) +0 秒
51 ジャイ・クロフォード(オーストラリア、KINAN Cycling Team) +0 秒
62 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) +0 秒
90 中西健児(KINAN Cycling Team) +0 秒
112 中島康晴(KINAN Cycling Team) +5 分 10 秒
DNF 野中竜馬(KINAN Cycling Team)

配信元:KINAN Cycling Team
http://kinan-cycling.com/
https://www.facebook.com/KINANCyclingTeam

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