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2017/9/28 更新

【KINAN Cycling Team】ツール・ド・バニュワンギ・イジェン第1ステージでチーム総合首位へ

果敢にレースを動かした KINAN 勢がチーム総合で首位に立つ

■インターナショナル・ツール・ド・バニュワンギ・イジェン第 1 ステージ
バジュルマチ(Bajulmati)~バニュワンギ(Banyuwangi) 137.7km

 

KINAN Cycling Team が秋の海外ステージレース連戦第 2 弾として臨むのが、9 月 27 日に開幕したインターナショナル・ツール・ド・バニュワンギ・イジェン(International Tour de Banyuwangi Ijen)。4 日間 533km に及ぶ戦いが始まった。第 1 ステージは 137.7km で争われ、KINAN 勢はリカルド・ガルシアのステージ 5 位が最上位。他選手の ボーナスタイム獲得の関係から、個人総合では 6 位につける。また、チーム内ステージ上 位 3 選手のタイム合算で争われるチーム総合ではトップに立っている。

 

第 6 回目を迎えたこの大会は、インドネシアはジャワ島東部を舞台にレースが行われる。 例年、東ジャワ州のバニュワンギを拠点にステージ編成がなされ、今回も全 4 ステージの うち第 1、第 2、第 4 ステージがバニュワンギの中心部にフィニッシュする。また、第 3 ステージはアジアのステージレースでも屈指の超級山岳・イジェン山の頂上フィニッシ ュ。総合争いにおいて最重要な 1 日となる。なお、カテゴリーは UCI アジアツアー 2.2 と なっている。

出走サインを行う椿大志

前回覇者のジャイ・クロフォードにはボディナンバー 1 番が与えられた

笑顔でスタートラインについたジャイ・クロフォード

昨年のこの大会では、ジャイ・クロフォードが個人総合優勝。リカルドが 2 位に続いた。 チャンピオンチームとして臨む KINAN Cycling Team は、先週行われたツール・ド・モ ルッカ(インドネシア、UCI アジアツアー 2.2)と同じメンバーで参戦。ジャイ、リカル ドのほか、椿大志、阿曽圭佑、トマ・ルバがメンバー入りしている。
迎えた大会初日、第 1 ステージは前半から中盤にかけては平坦基調。100km 地点を過ぎたあたりから上りが始まり、フィニッシュ前約 22km で 3 級山岳ポイントが設けられる。 場所によっては 10 %を超える急坂区間もあり、勝負のポイントになることが予想された。

レース序盤の駆け引きに加わる椿大志

集団内で走行する阿曽圭佑

レースは序盤からアタックの応酬。各チームの思惑が交錯し、プロトンは出入りが激し い状況がしばし続いた。均衡が破られたのは、36.9km 地点に設けられたこの日 2 つ目の 中間スプリントを通過した直後。8 人が先行を開始し、この中にジャイが加わった。
逃げが決まった後もメイン集団のペースは落ちず、先頭の 8 人とのタイム差は最大で 1 分 30 秒程度でコントロールされる。結局、ジャイたちの逃げグループは、スタートから 70km 地点を目前にメイン集団がキャッチした。

海沿いを走るプロトン。向こう側に望むのはバリ島

レース前半は何度も逃げにトライした阿曽圭佑

ジャイ・クロフォードを含むこの日最初の逃げグループ

その直後、今度は椿が含まれる逃げグループが形成される。最初は 2 人で逃げていた椿 だったが、さらに力のある 3 選手が合流。ふたたび逃げにメンバーを送り込んだ KINAN 勢。メイン集団に待機する選手たちは、他チームにペースコントロールを任せた。

スタートから約 70km 進んだあたりからは椿大志を含む逃げグループが生まれた

懸命に逃げ続けていた椿たち 5 人だったが、100km 地点を過ぎて本格的な上りが始ま ると、徐々にメイン集団が迫ってきた。頂上まで約 5km 残したタイミングで椿たちは集 団に吸収され、レースはふりだしに戻った。
厳しい上りに集団の人数が減っていく。総合優勝候補に絞られた戦いは、3 級山岳の頂 上手前でダヴィデ・レベリン選手(イタリア、クウェート・カルトゥーチョ.es)ら 3 選手 が先行を開始。KINAN 勢はジャイ、リカルド、トマがメイン集団から追い上げを図る。 頂上手前ではトマがアタック。他選手の追随こそあったものの、前を行く選手のうちレベ リン選手を除く 2 人を捕まえることに成功し、フィニッシュまでの約 17km の下りに入っ た。
10 人程度に絞られたメイン集団は下りでレベリン選手を追いたいところだが、その差 は離れていく一方。リカルドとトマがペースアップを図るが、レベリン選手をキャッチす ることはできなかった。
単独でフィニッシュへとやってきたレベリン選手から 1 分 45 秒後、メイン集団がやっ てきた。リカルドが 5 位、トマが 10 位でこのステージを終えた。さらに 25 秒後にジャイ がフィニッシュしている。
これらの結果を受けて、個人総合ではリカルドが 6 位、トマがステージ順位と同じ 10 位となっている。また、チーム総合では 1 位となり、早速チーム力の高さを証明している。

トップから 2 分 10 秒差でフィニッシュしたジャイ・クロフォード

積極的にレースを動かした椿大志がフィニッシュする

翌 28 日に行われる第 2 ステージは、今大会最長の 180.9km。126.8km 地点に位置する 3 級山岳ポイントを通過後は、フィニッシュまで下り基調と平坦とが続く。頂上までの上りが厳しいこともあり、人数が絞られた中からのスピード勝負になる可能性が高い。KINAN 勢は引き続き、序盤からレースを動かしながらリカルドとトマの上位進出や、ステージ優 勝の可能性を模索していくことになる。
(text&photo:Syunsuke FUKUMITSU)

 

ツール・ド・バニュワンギ・イジェン第 1 ステージ(137.7km)結果

1 ダヴィデ・レベリン(イタリア、クウェート・カルトゥーチョ.es)3時間20分18秒
2 ドリュー・モレイ(オーストラリア、トレンガヌサイクリングチー) +1 分 35 秒
3 マーカス・クレイ(オーストラリア、セントジョージコンチネンタル) +1 分 39 秒
4 ロイック・デリアック(フランス、バイクライフドンナイ) +1 分 45 秒
5 リカルド・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) +1 分 45 秒
6 アイマン・カヤディ(インドネシア、チーム サプラサイクリング) +1 分 45 秒
10 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) +1 分 45 秒
23 ジャイ・クロフォード(オーストラリア、KINAN Cycling Team) +2 分 10 秒
52 椿大志(KINAN Cycling Team) +10 分 57 秒
71 阿曽圭佑(KINAN Cycling Team) +17 分 49 秒

選手コメント

椿大志
「先週のツール・ド・モルッカから出場選手が増えて、さらには強い選手も多くそろった ことも関係してか、スタート直後から激しいアタックの打ち合いとなった。先にジャイが 逃げに入って、それが吸収されてから自分が逃げたが、思っていた以上に力のある選手た ちがそろってしまい、このまま山岳まで逃げ続けると正直厳しいかなと感じながら走って いた。
チームとしては攻撃を続けていかないといけない。コースが厳しい分、今日同様に激しい レースが連続するが、自分たちがやれることは最後までしっかりとこなしたい」

 

● KINAN Cycling Team 出場選手
ジャイ・クロフォード
椿大志
阿曽圭佑
リカルド・ガルシア
トマ・ルバ

 

KINAN Cycling Team
https://kinan-cycling.com/

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