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2017/9/28 更新

【KINAN Cycling Team】トマとリカルドのリタイアにより大会後半は 3 人での戦いに

椿が逃げに加わったツール・ド・バニュワンギ・イジェン第 2 ステージ

■インターナショナル・ツール・ド・バニュワンギ・イジェン第 2 ステージ
ドゥスン・カカオ(Dusun Kakao)~バニュワンギ(Banyuwangi) 180.9km
KINAN Cycling Team が出場しているインターナショナル・ツール・ド・バニュワン ギ・イジェン(International Tour de Banyuwangi Ijen)は9月28日、第2ステージが 行われ、椿大志がスタート直後から逃げグループでレースを展開。逃げ切りの可能性が見 える位置で勝負に加わった。一方で、個人総合上位につけていたトマ・ルバとリカルド・ ガルシアが、ともに風邪の症状によりレースを離脱。それぞれスタート前とレース中にリタイアを決めた。

 
その名の通り、周囲がカカオの木でなるドゥスン・カカオをスタートし、大会の拠点であるバニュワンギを目指す今大会最長の 180.9km。このステージのポイントは、126.8km 地点に位置する 3 級山岳。緩やかながらも上りが約 10km にわたって続く。そして、頂上 からはフィニッシュまで 54km に及ぶ下り基調となる。
KINAN Cycling Teamとしては、個人総合6位と10位につけるリカルドとトマの順位アップを狙いつつ、逃げに選手を送り込むなど積極的にレースを進めたいところ。しかし、 この日の朝、トマが体調不良を訴え、未出走とすることを決定。4 人でスタートラインに並ぶこととなった。

早朝から厳しい暑さに見舞われた。スタート準備を進める椿大志の体から汗が噴き出す

腰に KT テープを貼ってコンディショニングを整える

絞れた体を車のウィンドウに映してご満悦(?)の椿大志

そんな中で迎えたレースは、パレード区間を経てのリアルスタートから椿がアタック。10 人の先行があっさりと許され、そのまま逃げグループとなる。メイン集団は、リーダージ ャージを着るダヴィデ・レベリン選手(イタリア)擁するクウェート・カルトゥーチョ.esがコントロール。椿ら逃げメンバーには総合争いに関係する選手がいなかったこともあり、 集団はタイム差の拡大を容認した。

 
そのメイン集団では、リカルドが変調をきたし隊列後方のチームカーへと下がる。こちらも風邪の症状を訴え、レース続行は難しいと判断。チーム 2 人目のリタイアとなった。3 人となった KINAN 勢は、このステージに限っては逃げ切りの可能性のある椿に期待が膨らむ。他の逃げメンバーと協調しながら後続との差を広げる。そのまま、レースは後半に入り、3 級山岳の上りに突入する。

スタートアタックを決めた椿大志

リアルスタートが切られた直後の阿曽圭佑

この日のインドネシア・ジャワ島東部は早朝から強い日差しが照り付け、時間を追うごとに気温が上昇。厳しい暑さは快調に逃げていた椿にも襲い掛かる。3 級山岳頂上を前に、 一度逃げグループから脱落。一定のリズムで上り続け、下りに入ってから再び合流を果たしたが、その直後にアタックした 3 選手の動きには対応できず。椿を含む 7 人は追走となり、懸命に前の 3 人を目指した。

逃げグループで快調に飛ばす椿大志

メイン集団でレースを進めるジャイ・クロフォードとリカルド・ガルシア

しかし、先頭 3 人には手が届かず。フィニッシュまで約 30km となったところで、ペースを上げていたメイン集団が追いつき、逃げ切りはならず。その後は、集団に待機してい たジャイ・クロフォードと阿曽圭佑は一団の中で、椿は力をセーブしながらフィニッシュに到達した。
なお、この日のステージ優勝は、逃げ切った 3 人での勝負を制したマシュー・ゼノヴィッチ選手(オーストラリア、セントジョージ・コンチネンタル)。個人総合はレベリン選 手がキープし、KINAN 勢では 2 分 20 秒差の 22 位につけるジャイが最高位となっている。
第 3 ステージからは 3 人での出走となる KINAN Cycling Team。他の有力チームと比べ数的不利は否めないが、その中でどれだけのパフォーマンスを見せられるか、これまで 経験してきた激しい戦いの経験を生かす時がやってきた。

メイン集団でフィニッシュしたジャイ・クロフォード

阿曽圭佑もメイン集団でフィニッシュ

逃げで魅せた椿大志がフィニッシュする

そして、いよいよ今大会のクイーンステージとして、標高 1880m に位置するイジェン山の頂上を目指す。麓に設けられる 4 級山岳と 3 級山岳とを合わせると、30km 近く上りが続く。アジア屈指の超級山岳であるイジェン山は平均勾配 6 %だが、中腹から傾斜が厳しくなる。このステージの結果が、個人総合成績に大きく反映されることだろう。
(text&photo:Syunsuke FUKUMITSU)

ツール・ド・バニュワンギ・イジェン第 2 ステージ(180.9km)結果

1 マシュー・ゼノヴィッチ(オーストラリア、セントジョージコンチネンタル) 4 時間 25 分40秒
2 モハマド・ラジャブロウ(イラン、ピシュガマンサイクリングチーム) +1 秒
3 フィトリ・サハリル(マレーシア、チーム サプラサイクリング) +28 秒
4 ヨス・コープ(オランダ、チーム プロサイクリングスタッツドットコム) +3 分 14 秒
5 バンバン・スリャディ(インドネシア、BRCC ユナイテッドバイク・バニュワンギ) +3 分14秒
6 アイマン・カヤディ(インドネシア、チーム サプラサイクリング) +3 分 14 秒
36 ジャイ・クロフォード(オーストラリア、KINAN Cycling Team) +3 分 14 秒
56 阿曽圭佑(KINAN Cycling Team) +3 分 14 秒
72 椿大志(KINAN Cycling Team) +14 分 16 秒
DNF リカルド・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team)
DNS トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team)

 

 

選手コメント

リカルド・ガルシア
「風邪をひいてしまい、頭が痛いし、今日の暑さも加わってレースができる状態にはなかった。リスクは侵さず、早めにバイクを降りてリカバリーに努めることを最優先した。
(イジェン山を上る)第 3 ステージを見据えていたから、スタートラインにつけないのは悲しい。それでも、走ることよりも体調が大事だから、まずは体を休めることに専念したい」

 

● KINAN Cycling Team 出場選手
ジャイ・クロフォード
椿大志
阿曽圭佑
リカルド・ガルシア
トマ・ルバ

 

KINAN Cycling Team
https://kinan-cycling.com/

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