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2018/1/29 更新

【KINAN Cycling Team】トマ・ルバがシャールジャ・ツアーで個人総合2位

シーズン開幕戦の好結果で今後のレースへ大きな弾みに

中東・UAE で開催されたシャールジャ・ツアー(Sharjah Tour、UCI アジアツアー 2.1) は、1月27日に行われた第4ステージをもって閉幕。KINAN Cycling Teamは、前日の 第 3 ステージで 2 位となり、個人総合でも 2 位につけたトマ・ルバが順位をキープし、総 合表彰台を確保。シーズン開幕戦での好結果で、今後のレースへの大きな弾みとした。また、チームは出場した 6 選手が全員完走。メンバー間の連携面でも収穫の多い大会となった。

 
2018年の初戦としてUAEへと乗り込んだKINAN Cycling Team。チーム力の高いUCI プロコンチネンタルチームも複数参戦したハイレベルの戦いにあって、第 2 ステージでは 雨乞竜己が 7 位、第 3 ステージではトマが優勝争いに加わり 2 位と、日々見せ場を作ってきた。そして、最後のチャンスとなる第 4 ステージを迎えた。

石田哲也監督を中心に最終のミーティング

トマ・ルバの個人総合 2 位浮上にともない、チームカー序列も 2 番目に

スタートラインについたトマ・ルバ

今大会唯一の山岳ステージとなった第 3 ステージで好走したトマが個人総合でも 2 位に 浮上。同 12 位にジャイ・クロフォードがつけるほか、逃げを打った椿大志、集団内での アシストに従事した山本元喜、雨乞竜己、中島康晴もトラブルなく走りきり、メンバー 6 人全員が最終日に駒を進めた。
その第 4 ステージは、大会の拠点都市であるシャールジャ市内に設けられた周回コースを 10 周する 99.10km。オールフラットで、スプリンターのために用意されたと言ってもよいほどのコースレイアウト。ハイスピードで展開されることが予想される中、180 度タ ーンやランドアバウト、大小さまざまなコーナーと、プロトンでのポジショニングはもちろん、落車やパンク、メカトラブルといったアクシデントには注意が必要になる。KINAN Cycling Team としては、第 2 ステージに続きエーススプリンターの雨乞で勝負に挑むこ とを確認。同時に、トマの個人総合順位を落とさないことも意識づけた。

最終日に総合でトップ 10 圏内へとアップさせたジャイ・クロフォード

スプリンターチームの後ろで隊列を組んで走る KINAN Cycling Team の選手たち

レースは、1 周回目で 6 人の逃げグループが形成され、メイン集団はしばし容認の構え。 KINAN 勢もスプリントを意識しつつ、リーダーチームやスプリンターチームに続く好ポ ジションで進行。逃げと集団とのタイム差は 2 分前後で推移した。
大きな動きがないまま、レースは終盤へ。UCI プロコンチネンタルチームが主にメイン 集団のコントロールを担いながら、逃げる選手たちとの差を着々と縮めていく。逃げメンバーを全員捕まえ、スプリント勝負が濃厚になったのは残り 5km を切ったタイミングだった。
KINAN 勢は予定通り雨乞のスピードに賭ける。個人総合で上位につけるトマとジャイ は安全な位置へと移り、椿、山本元喜、中島康晴がリードアウトを務める。有力チームが 入り乱れ、隊列を崩されることこそあったものの、雨乞を前方へと送り出して最終局面を 迎えた。
あとは加速するだけとなった雨乞だったが、役割を終えた他チームのリードアウトマン と接触。スピードに乗せきることができないままフィニッシュラインを通過。スプリントでも勝負できるチームであることをアピールすべく、高い士気で臨んだレースだっただけに、チーム全体として悔しい形での幕切れ。フィニッシュ直後には、全選手での“即席ミーティング”が行われ、トライを繰り返しながらスプリントへの精度を高めることを誓い合った。
一方で、個人総合成績ではトマが 2 位をキープし、総合表彰台を確保。リーダージャージのハビエル・モレノ選手(スペイン、デルコ・マルセイユプロヴァンス・カテエム)が フィニッシュ直前で中切れした後方のグループに取り残されたことが関係し、最終の総合 タイム差は 3 秒だった。

トマ・ルバを個人総合 2 位に送り込んだ KINAN Cycling Team。最高のシーズンインとなった

個人総合 2 位の表彰を受けるトマ・ルバ

フィニッシュ直後に全選手での即席ミーティング。スプリントまでの精度を高めていくこ とを確認し合った

また、このステージでトマや雨乞とともに前方でフィニッシュしたジャイが個人総合で 9 位に浮上。今大会を通じて KINAN Cycling Team は、UCI アジアツアーポイントを 115 点獲得。トマが 90 点、ジャイが 25 点をチームにもたらした。
ヨーロッパやアジア、アフリカの強豪との戦いを終えたチームは、引き続き今後のレー スに向けた準備を進めていく。2 月からはイベント出演やキャンプが控えており、選手はもとよりチーム全体としてモチベーションがより高まっていくことだろう。
text&photo:Syunsuke FUKUMITSU

シャールジャ・ツアー第 4 ステージ結果(99.10km)

1 ヤクブ・マレチュコ(イタリア、ウィリエールトリエスティーナ・セッレイタリア) 2時間6分45秒
2 ブライアン・コカール(フランス、ヴィタルコンセプトサイクリングクラブ) +0 秒
3 アイディス・クルオピス(リトアニア、ヴェランダスウィレムス・クレラン)

 

個人総合時間
1 ハビエル・モレノ(スペイン、デルコ・マルセイユプロヴァンス・カテエム) 8 時間 52 分32秒
2 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) +3 秒
3 ニコライ・ミハイロフ(ブルガリア、デルコ・マルセイユプロヴァンス・カテエム) +15 秒

 

 

 

●トマ・ルバのコメント
「総合成績には満足している。タイムトライアルがあったり、平坦区間の比重が多かった レースにあって、唯一の山岳ステージで総合成績につながる走りができたことが個人的に 良かった。スプリントステージの走りについては、次のレースに必ず生かしていきたい。 経験を重ねていけば好結果に結びつくだろう。
シーズン開幕戦で素晴らしいリザルトを残せたのは、チームとしての意識の高さが関係し ていると思う。昨シーズンはツール・ド・フィリピン(ジャイが個人総合優勝)で、そし て今年はシャールジャ・ツアーで絶好のスタートを切ることができてうれしい。
ステージ編成や出場チームの顔ぶれを見ても、かなりレベルの高かったレース。とても充 実している大会だと感じた」

 

 

 

KINAN Cycling Team
https://kinan-cycling.com

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