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2018/6/2 更新

【KINAN Cycling Team】ジャイ・クロフォードが上位が見えるポジションへ浮上

最難関のツール・ド・コリア第3ステージをクリアし残るステージに賭ける

KINAN Cycling Teamが参戦中のツール・ド・コリア第3ステージが6月1日に栄州から旌善までの192.4kmで行われた。厳しい山岳が続く難関ステージで、ジャイがトップから1分37秒差の13位でフィニッシュ。個人総合ではUCIポイント圏内の21位に浮上した。残り2ステージでさらなる総合順位アップやステージ上位などの好成績を残せるか注目される。

第3ステージはアップダウンが連続する山岳ステージ。2つのカテゴリー山岳を含む上りが後半に集中し、ピュアスプリンターが最後まで残るのは難しいレイアウトだ。KINAN Cycling Teamは大会のなかで最も総合順位を左右するステージとしてこの日に臨んだ。

レース序盤に4選手が逃げ集団を形成。後半が厳しくなる山岳ステージのため、メイン集団は7分以上のリードを与えるほど余裕をもってコントロール。KINAN勢は3人が集団内で重要な局面に備えることとなった。

スタートから100kmを過ぎいよいよ山岳が始まると、メイン集団からブリッジを狙う選手が現れたり、集団が分裂するなどレースの動きが活性化し始めた。有力スプリンターが脱落するとスプリンターを残した他チームは引き離しにかかり、総合を狙う選手はアタックを仕掛ける。そうすることでメイン集団はペースが上がりサバイバルレースの様相を呈してきた。

KINAN勢は雨乞がグルぺットでフィニッシュを目指すことになり、中西も最後の難関となる2つ目のカテゴリー山岳を前にメイン集団から遅れてしまったが、ジャイが30名ほどの先頭集団に残り総合でのジャンプアップできる可能性が高まった。

メイン集団が2つ目のカテゴリー山岳の頂上を越え、下りに入ると5選手が集団から抜け出した。ジャイはこの動きに反応できず集団内で追走を図ったが、有力選手を含む先頭集団はリードを広げていった。結局5選手が逃げ切り、ジャイは1分37秒差の第2グループでフィニッシュした。

ジャイは追走集団に残ったことで総合21位に浮上。総合リーダーとは2分差がついているが、10位の選手と同タイムで、総合成績を上げるチャンスはまだ残されている。中西は17分23秒遅れの51位。雨乞は40人近くの大人数となったグルペットで完走を果たした。第1、2ステージでは落車負傷によるリタイアが出てしまったが、この日は全員が無事に翌ステージに駒を進めた。

第4ステージは旌善から南西に進路を取り忠州を目指す137km。第2、3ステージに比べるとアップダウンが少なく、スプリンターが最後まで残れればチャンスのあるコースレイアウトといえる。難関ステージで全員が完走し、総合順位を上げたKINAN Cycling Teamは、さらなる結果を残したいところだ。

(Text・Photo: 平澤尚威)

ツール・ド・コリア第3ステージ結果(192.4km)

1 セルゲイ・トヴェトコフ(ルーマニア、ユナイテッドヘルスケア プロフェッショナルサイクリングチーム) 5時間5分51秒
2 ステパン・アスタフィエフ(カザフスタン、ヴィノ・アスタナ モータース) +18秒
3 マッテオ・ブザート(イタリア、ウィリエール トリエスティーナ・セッレイタリア) +18秒
4 アルテム・オヴェチキン(ロシア、トレンガヌ サイクリングチーム) +20秒
5 ルーカス・セバスティアン・アエド(アルゼンチン、ユナイテッドヘルスケア プロフェッショナルサイクリングチーム) +1分37秒
6 レイモンド・クレダー(オランダ、チームUKYO) +1分37秒
13 ジャイ・クロフォード(オーストラリア、KINAN Cycling Team) +1分37秒
51 中西健児(KINAN Cycling Team) +17分23秒
85 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) +35分22秒

 

<個人総合時間>
1 セルゲイ・トヴェトコフ(ルーマニア、ユナイテッドヘルスケア プロフェッショナルサイクリングチーム) 14時間23分26秒
2 ステパン・アスタフィエフ(カザフスタン、ヴィノ・アスタナ モータース) +28秒
3 マッテオ・ブザート(イタリア、ウィリエール トリエスティーナ・セッレイタリア) +37秒

Voice from the Finish Line-

■ジャイ・クロフォード
「自分たちはベストを尽くしたし、健児がよく助けてくれた。今日はとても暑く水がとても重要だったが、健児がボトルを届けてくれた。
上りの調子はかなり良く感じたが、2つ目のKOM後の下りで5、6選手に小さな差をつけられてしまった。自分が残されたグループにはチームUKYOやNIPPO、ドラパックなどの選手が複数いたのでそれほど問題ないと思ったけれど、先頭グループが強くて追いつくことができなかった。(アルテム・)オヴェチキンはスペシャルだ。
明日もベストを尽くして挑戦していく。トップコンディションではなく、スピーディーで大きな山岳のないコースは自分向きではないかもしれないが、今日休んでまた明日がんばりたい」

 

KINAN Cycling Team
https://kinan-cycling.com

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