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2017/2/2 更新

KINAN AACA CUP2017年シリーズが開幕 トム・ボシス選手がマッチスプリントを制して優勝

東海地方で開催されるロードレース「KINAN AACA CUP」の2017年シリーズが開幕。 第 1 戦は 1 月 28 日、岐阜県海津市の国営木曽三川公園 長良川サービスセンター前特設コースで行った。メインの 1-1 クラス(91.8km、5.1km × 18 周回)は、終盤に出入りの激しい展開となり、最後は逃げ切りを決めた 2 人のスプリント勝負に。フィニッシュ前の上り区間を制したトム・ボシス選手(フランス、Interpro Cycling Academy)がシーズン初戦を勝利で飾った。

長良川沿いを走るプロトン。天候に恵まれた

コーナーを攻めるメイン集団

毎月 1 回のペースで開催される今シリーズ。2017 年最初の戦いを祝うべく、長良川沿いのコースは快晴に恵まれた。『株式会社キナン』がシリーズを支え、同社がメインスポンサーを務めるKINAN Cycling Teamがホスト役を務める。今回は、山本元喜、椿大志、 阿曽圭佑、野中竜馬、雨乞竜己、中島康晴の 6 選手が出走。今シーズン加入の山本、椿、 雨乞、中島にとっては、チームジャージ着用のお披露目の場ともなった。
レースは、2 周回目に山本のアタックをきっかけに 8 選手がリードを開始。やがて 1 人が メイン集団へと下がり、7 人による逃げグループとなる。KINAN からは山本と中島、そのほかではトム選手や下島将輝選手(那須ブラーゼン)、奥村隆平選手(DESTRA)、豊田 勝徳選手(イナーメ信濃山形)などが先行した。
力のある選手がそろったこともあり、7人はメイン集団に対し着実にリードを広げていく。
その差は最大で 1 分 25 秒にまで広がった。
中盤に入ってからは、メイン集団も先頭とのタイム差を縮めるべく活性化。湯浦裕貴選手 ら集団から飛び出す選手も現れ、そのたびに集団が反応を繰り返す。徐々に前を行く 7 人 の姿が大きくなっていった。
レースの流れが大きく変化したのは 12 周回目。メイン集団から鈴木龍選手(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)、井手道康選手(零式/mkw)、雑賀大輔選手(WCU)、 雨乞といったメンバーが含まれた 6 人の追走グループが形成される。次の周回には逃げに合流。13 人の先頭グループとなった。しかし、メイン集団もそのまま 13 人に前を急がせることは許さない。残り 4 周回を残して、レースはふりだしに戻った。
大きな局面を迎えたのは残り 2 周回となったタイミング。直前の周回賞をトップ通過した トム選手がそのままの勢いで前をうかがうと、これに対応したのが椿。2 人はそのままリードを広げ、残り距離を減らしてゆく。そのままの形成でラスト 1 周回の鐘を聴いた。
メイン集団も追い上げを図るが、先頭の 2 人もスピードに乗り、後方からの追随を許さない。勝負はトム選手と椿のマッチスプリントにゆだねられた。

ラスト 2 周回で抜け出したトム・ボシス選手(左)と椿大志

優勝に加え 2 度の周回賞を獲得したトム・ボシス選手

フィニッシュ前は上りで、さらにはわずかなカーブであるため、スプリントのタイミング やポジション確保が重要だ。そんな状況下で力を発揮したのがトム選手。上り区間を前で クリアし、先頭を明け渡すことなくフィニッシュラインを通過。優勝を決めた。椿は後一 歩届かず 2 位だった。数秒遅れでやってきたメイン集団は、鈴木選手が前方を確保し 3 位 となった。
このシリーズの魅力である積極的なレース展開。レースシーズンの本格化を前に、多くの選手が調整段階にあるなか、冬場の数少ない実戦の場とあって、今戦は逃げや集団内での駆け引き、勝負に対する意識など、各選手が課題を持ってコースに繰り出した印象だ。次戦以降、よりスピードと変化に富んだレースとなることが期待できそうだ。
会場内にはスポンサーブースも設置。WAKO’S(株式会社和光ケミカル)さまブースでは チェーン汚れや、自転車とオイルの関係について、「アスリチューン」でおなじみの株式 会社隼さまブースではレース前後のエネルギー補給についてアドバイスが受けられた。また、三重県四日市市からは竹寿司さまがブース出展。このシリーズではおなじみとなった、 豚山麓豚のカレーはレース後の栄養補給にピッタリと多くのライダーに喜ばれている。
第 2 戦は 2 月 18 日(土)に、今回と同じく国営木曽三川公園 長良川サービスセンター前 特設コースで実施される。

2017 KINAN COUPE DE AACA 第 1 戦 1-1 クラス(91.8km、5.1km × 18 周回)結果

1 トム・ボシス(フランス、Interpro Cycling Academy)
2 椿大志(KINAN Cycling Team)
3 鈴木龍(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)
4 下島将輝(那須ブラーゼン)
5 雨乞竜己(KINAN Cycling Team)

2017 KINAN COUPE DE AACA ポイントランキング(第 1 戦終了時)

1 トム・ボシス(フランス、Interpro Cycling Academy) 512pts
2 椿大志(KINAN Cycling Team) 256pts
3 鈴木龍(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) 128pts
4 下島将輝(那須ブラーゼン) 64pts
4 小暮貴士(DESTRA) 64pts

テーマは「心身のストレッチ」 大好評のレーススキルアップ講座

KINAN Cycling Team の選手が講師を務める、レーススキルアップ講座。レース前後の ライダーたちがその場で無料参加でき、すぐに実践できるのが大きな魅力だ。
2017 年シーズン最初を飾るべく、講師を務めたのは中島。レース前後に有効なストレッチを実演しながらレクチャー。その他のメンバーも交え、自らの体を使ったストレッチ法 や、市販の器具を使ってのリラクゼーション方法などを参加者と共有した。
また、通常では聞くことのできないような、選手への突っ込んだ質問が飛び交うのもこの 講座のユニークなところ。野中からは「全戦優勝!」のシーズン目標が宣言され、会場は大きな盛り上がりとなった。
講座の最後には「心のストレッチ」と題して、三三七拍子と参加者同士でのハイタッチで レースへの士気を高めた。
中島をはじめ、新メンバーが講師に加わったことにより、新たな風が吹き込んだレーススキルアップ講座。今後も引き続き、実践的な内容を届けていく予定だ。

ストレッチをテーマに行ったレーススキルアップ講座

講座の締めは「心のストレッチ」。三三七拍子とハイタッチでレースへの士気を高めた

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