2018/11/20 更新

【バイシクルオブザイヤー2019】BMC・TIME MACHINE ROAD 01

TTバイクのテクノロジーを受け継ぐBMC流エアロバイク

2013年に初代が発売されたタイムマシーンロード01。その後2016年のTMR01を経て、この2代めに至る。タイムマシーンは同社のTTバイクに与えられる名前であり、ロードモデルにおいても空気抵抗の低減が徹底的に行われていることを強く印象づけるネーミングといえる。

ディスクブレーキ専用設計としたバイクで最も目を引くのが、ボトルケージとストレージを一体化したエアロモジュールだろう。ダウンチューブで受けた空気を後方へとスムーズに流すモジュールは、ロードレースで必須のボトルを取り付けたときのほうが優れた空力性能を発揮する。さらに新設計のICSエアロコックピットや、ブレーキキャリパーに設けたエアロカバーなど、積極的にエアロダイナミクスを追求した仕様が盛り込まれる。

これら空力の追求によるスピードの向上を支えるのが、これまでのBMCのロードモデルから受け継ぐ快適性だ。シートステーをオフセットさせた構造により、シートポストに的確なしなりが与えられ、同時に路面の追従性も増している。ロードバイクをエアロの観点から徹底的に追求し、スピードを最も効率よく生かし切るためにBMC流の仕上げを行ったバイクといえる。

 

 

 


BMC・タイムマシーンロード01スリー

Spec.

●100万円(完成車/税抜)
●フレーム:01プレミアムフルカーボン
●フォーク:01プレミアムフルカーボン
●コンポーネント:シマノ・アルテグラDi2
●ホイール:DTスイス・ARC1400 ダイカット DB 62 カーボン
●タイヤ:ヴィットリア・コルサ
●サイズ:47、51、54、56
●実測重量:8.03㎏(ペダルレス)

 

剛性バランスをしっかり考えたモデル ―鈴木雷太―

【IMPRESSION RIDER】
鈴木雷太

重心がはっきりとしていて剛性バランスを整えているなと思える設計。BBを中心としたバイクセンター部分はしっかりとしているが、先端にはやさしさも感じられる。動きが体にやさしく、乗っていても脚に負担が少ない。振動吸収もよく剛性を感じさせず、登坂性能もディープリムながら重さを感じずに上っていく。ハンドリングは直進性を感じられるが、その強さはニュートラルな範囲で、キビキビした走りにも対応している。クライミング時や低速時に直進性は強くなる傾向だがクセはなく、むしろ速度域によらずハンドリング特性はとてもいい。

 

【IMPRESSION RIDER】
澤野健太

ギリシア彫刻にもガンダムのモビルスーツにも見えるマッシブなデザイン。古代から続く美と近未来のロボットを彷彿とさせる外観だ。完成車重量は今回でも重い部類に入るが、平地はもちろん、上りでも巡航性能は落ちなかった。エリートが開発したという、ボトルケージとBB付近の一体型収納も斬新で、空気抵抗の軽減はもちろんのこと、工具グッズなど、アクセサリー類を持たないスタイルを提案している先進的なバイクだ。近い未来に自転車も空を飛べるようになる? そういう未来をも想像できる、その名のとおり「タイムマシーン」だ。

問:フタバ商店
www.bmc-racing.jp

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