バイシクル特集

2019/4/12 更新

東京五輪男子ロードレースコース徹底予想-第2区間-【東京2020特集】

開催まで2年を切った東京オリンピック。注目のロードレースコースが発表された!
東京武蔵野の森公園からスタートし、富士スピードウェイへまでの過酷なコースを
オリンピアンである田代恭崇さんが解説! レースの展開も予想してくれた!

田代さんの予想ではスペインやイタリアなどの強豪国、とくにヒルクライマーを多く抱えるチームが集団を率いるはずとのこと。赤と黄色の派手なジャージがスペインだ

7 籠坂峠
山中湖を3/4周まわった後は籠坂峠へ。ただしこの上りは展開を左右するほどの距離や勾配ではない。むしろ下りのほうが長く、ややテクニカルだ。ここで落車するわけにはいかない!

8 南富士エバーグリーンラインの上り
いよいよ本格山岳となる富士山だ。プロ選手からすると「ここがひとつめの山岳」といった感じらしい。アタックが起きるというよりは逃げ集団を飲み込みながら、上れない選手を振り落としていく展開だ

9 富士山スカイラインの下り
残念ながら最高地点となる区間は、有料自動車道のため、通常時には自転車で走れない! それぞれの料金所までだ。迂回すればほぼ同じルートを通れる。この富士山の下りからレースは勢いを増していくと田代さんは予想するが、果たして!?

10 富士スピードウェイ(1度め)
レースは中盤! 富士スピードウェイ(一度め)へと戦場を移す。この後の「ヤマ場」を迎える前に、ベルギーやオランダなどのヒルクライマーが少ない国が何かアクションを起こす可能性もある!

山伏峠を終え、山中湖へと下ってきた集団!

選手たちはどんな意識なのだろうか?「『ああ、富士山ってこうなんだ。見えるね』ってなると思います(笑)。つまり、まだ激しい展開にはなっていないということです。ただ、タイム差を気にし始める時間帯ではあります。集団を引いているのはスペインか、イタリアか……例年どおりの国かと思われます」
田代さんはその後の籠坂峠の上りは無難にこなすと予測。下りをこなし、しばらく平坦を走った後に現れる須山交差点。
ここからは日本が誇る富士山の上りが始まる!

しかし意外にもその展開予想は……。「コース最高地点の料金所付近まで約14km、平均勾配6%……。ヨーロッパの選手からしたらふつうに上れる坂ですね。まだアップ(準備)でしかないでしょう。『ここが一本めの上り』ととらえる選手も多いかと」「富士山の上りで急激にスピードアップするのではなく、むしろ下りでスピードが乗った後からペースが早まると思います。富士スピードウェイまで意外にアップダウンがあり、ここで逃げ集団を捕まえながら、後ろを千切っていくはずです。とにかくグーンと集団の速度が上がります!」「観戦ポイントとしては山中湖周辺がオススメです。選手も景色も見られますから。当日は空撮用のヘリコプターがたくさん空を飛んでいるはずです。」

高速で富士スピードウェイへと入る集団。レースはいよいよ終盤へ!

TEXT:浜田幸紀(編集部) PHOTO:管洋介/辻啓(Kei Tuji)/宮田幸司/ TOKYO 2020 MAP:オゾングラフィックス
(出典:『BiCYCLE CLUB 2018年11月号』 )

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