バイシクル特集

マウンテンバイク パーツの名称

1.ステム

ハンドルバーとステアリングコラムを結ぶ棒状もしくは角形のパーツ。ハンドルバーを動かすと、フロントフォーク/サスペンションフォークの回転中心のステアリングコラムを回すことになり、フロントタイヤが左右に動く。ステムの長さを交換することで身長や腕の長さ、ライダーの好みに合わせて調節できる。

2.ヘッドセット

ステアリングコラムを保持する2組のベアリングのこと。ハンドルを切った時にスムースに動くようにするためのもの。自転車では前輪からの衝撃も受けるため、大きな力がかかってもスムースに回る回転性と強度、耐久性が求められる。グレード間でほとんど見た目が変わらないが、性能は大きくことなるパーツの一つだ。

3.フロントフォーク/サスペンションフォーク

前輪を支える二またに別れた棒状の部品。上下に伸縮して衝撃を吸収する機能を持ったサスペンションフォークと、その機能を持たないリジッドフォークがある。サスペンションフォークの場合はストローク(作動量)や機能に応じて用途が変わる。なお、二またに別れる部分をクラウンと呼び、2つあるものはダブルクラウンフォークという。

4.リム

タイヤを真円に保持するための金属の輪のこと。MTBでは直径26インチのタイヤを使うので対応するリムも26インチリムとなる(一部に24インチもあり)。リムには断面形状、幅などにバリエーションがあり、基本的に太いタイヤを付ける場合は太いリムを使うのがセオリー。またディスクブレーキ専用リムの場合、リムブレーキは使えない。

5.タイヤ

最も重要な部品の一つ。26インチサイズがMTBでは一般的。太さも同様にインチで表し、1.9~2.7インチ程度までバリエーションがある。地面と直接接する凸凹のある部分をトレッドといい、その凸凹のパターンをトレッドパターンという。空気圧によってクッション性、グリップ力などが驚くほど変わるので管理が重要。

6.ブレーキディスク

ホイールの回転中心、ハブに固定された円盤状のパーツのこと。ディスクブレーキではホイールと共に回転するこのブレーキディスクをディスクブレーキのパッドが挟み込むことで制動力を発生させる。直径は6インチ(約150mm)、7インチ(約180mm)、8インチ(約200mm)と種類があり、大きくなると制動力も上がる。

7.トップチューブ

ヘッドチューブとシートチューブを結ぶフレームの部分のこと。ここの長さが変わることで、シート=ハンドル間の距離が変わり適正身長も変わる。サイズが大きいフレームというのはこことシートチューブが長いものをいう。また、一般的にはXC系フレームは長め、ダートジャンプなどのアクション系フレームは短めとなる。

8.サドル/シート

サドル/シートはライダーが座る部分。取り付ける時の角度は横から見て座面を水平とするのが基本。クッションの厚いものから薄いものまでバリエーションはさまざまあり、レースなどでは薄く軽量なもの、ツーリングなどでは比較的厚めのものが好まれる。ちなみにサドルの語源は馬の鞍の意味。

9.シートピラー

サドルの高さを調整する筒状の部品。フレーム側に固定用のネジがついており、これを緩めることでサドル/シートの高さを変えることができる。径は数種類あり、26.8mm、27.2mm、28.6mm、30.9mm、31.6mmなどがある。また、ヤグラと呼ばれる固定部分で、サドルの前後位置と角度を微調整することができる。

10.シートステイ

フレームを構成するチューブの中で、リアハブ(リアエンド)からシートチューブとトップチューブ側へと繋がる部分のこと。写真はディスクブレーキ専用だが、Vブレーキ兼用の場合はこの部分に取り付け台座がつく。一部リアサスペンションフレームではシートステイ自体が存在しないものもある。また、シートチューブともいう。

11.ブレーキキャリバー

ディスクブレーキでブレーキディスクローターを挟み込むカタチのブロック状の部分。メーカー、モデルによって形状はさまざま。中にブレーキパッドを動かすためのピストンが入っており、その数によって2ポッド、4ポッド、6ポッドブレーキキャリパーということもある。便宜状、Vブレーキ、リムブレーキの本体もキャリパーという。

12.スポーク

リムとハブを繋ぐピアノ線状の部品のこと。スポーク同士が円周上でお互いに引っ張り合うことで、リムの中心にハブが位置できるようにすると同時に、衝撃吸収性を持たせている。スポークには太さが数種類あり、基本的には太い方が強度に優れ、細い方が軽量で走りも軽く感じる傾向にある。

13.クイックレリーズナット

工具を使わずにホイールを固定するためのパーツ。シャフトとレバーと反対側に位置するナットで構成されている。使い方は、レバーを車軸と平行に起こし、反対側のナットを軽く締める、手のひらでレバーを内側に倒す。カムの原理で固定するものであって、グルグルとネジを締めるように使うのは間違った使い方。危険!

14.リアディレイラー

リアホイール側の変速機。標準は9段で一部モデルは7段もしくは8段変速。走行中のスピードおよびペダルの重さの調節は基本的にフロントディレイラーよりもこのリアディレイラーをメインで使う。人さし指で引くシフトレバーでロー側に変速するものをローノーマル、ハイ側に変速するものをトップノーマルという(シマノ社の場合)。

15.チェーンステイ

リアハブとBBを結ぶフレーム部分。このチェーンステイの硬さと長さによってフレームの運動性などキャラクターは大きく変わるため、カタログを見るときのポイントになる。モデルによってはシートステイおよびチェーンステイにカーボン素材を使っている場合があり、カーボンバックと呼ぶこともある。

16.チェーン

ペダルの力を後輪に伝えるためのもの。金属板を打ち抜いたプレートとそれを接続するピンが繋がって出来ている。9段変速仕様と8段変速仕様でチェーンは互換性があるが、古いモデルの7段変速ではチェーン幅が違うので互換性がない。チェーンは使っているうちにピンやプレートが摩耗し、変速性能が落ちるので、実は消耗品だ。

17.BB

ボトムブラケットの略。クランクの回転を支えるベアリングとシャフトをまとめてこう表現する。クランクとの結合方法で大きく3つの規格があり、四角い溝が8本掘られているものをオクタリンク、丸い溝が10本掘られているものはISIS(アイシス、アイエスアイエス)、四角い軸になっているものをスクエアテーパーという。

18.アウターリング/アウターギヤ

クランクに取り付けられているギアのうち、もっとも大きいギアのこと。端数をTで表し、基本は44Tもしくは42Tとなる。なお、真ん中のギアをミドルギア、ミドルリングといい、一番小さいギアをインナーギア、インナーリングという。DHバイクなどでフロント変速がない場合はフロントギアは一枚となるのでフロントシングルという。

19.ペダル

足を乗せ、脚力をクランクに伝える重要な部品。写真のペダルはスキーの用に専用シューズとペダルを機械的にカチッと固定するビンディングタイプと呼ばれるもの。慣れると脚力を効率よく使えるようになる。また普通のシューズで使えるペダルのうち、金属の塊で出来ていて踏み面が広いものをプラットフォームタイプという。

20.クランクアーム

ペダルを踏む力をフロントチェーンリングに伝えるための棒状の部品。長さが数種類あり、MTBでの標準的な長さは170mm。身長の高いライダーの場合は172.5mm、もしくは175mmを使う場合もある。他のパーツに較べてもグレードによる見た目の違いはそれほどないが、実際は、重量、硬さなどが大きく異なってくる。

21.フロントディレイラー

前側に取り付けられた変速機。クランクに取り付けられたチェーンリングのチェーンを“脱線”させ、1~3枚のどれかのチェーンリングに掛け替えることで減速比を変える装置。MTBのカテゴリーであるジャンプバイクやダウンヒルバイクでは、装備していないものもある

22.リヤユニット/リヤサスペンション

リアサスペンションを制御し、衝撃を吸収するためのもの。体重を支えるスプリング(エアもしくはコイルスプリング)と衝撃のエネルギーを吸収発散させるダンパー部の2つから出来ている。リアサスペンションというと、シートステイ、チェーンステイを含めた全体のことを指すことが多い。なお、ショックという言葉はアメリカ英語での言いかた。

細部の名称 その1 1.ブレーキキャリパー 2.リアディレイラー 3.テンションプーリー 4.プレート/ゲージ 5.アウターアジャストボルト 6.リアスプロケット/カセットスプロケット/コグ 7.ブレーキローター

細部の名称 その2 1.リアユニット/リアサスペンション 2.アウターリング/アウターギヤ 3.クランクアーム 4.ペダル 5.ミドルリング/ミドルギヤ 6.インナーリング/インナーギヤ 7.ディレイラーガイドプレート 8.フロントディレイラー

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