バイシクル特集

2018/9/5 更新

【連載・TEST ME】GIRO・イーサーミップス

ジロのニューヘルメット「イーサーミップス」。その最大の特徴は、世界初のMIPS SPHERICAL(ミップススフェリカル)システムだ。万が一転倒して衝撃を受けた際に、ヘルメットの外側と内側がズレるようになっている。そのメカニズムは、ヘルメット外側のライナー部分とヘルメットシェルの内側部分が頭のまわりでそれぞれ独立してズレて、加わる衝撃そのものを減少させるもの。このミップススフェリカルによって、従来モデルと比較して30%も衝撃吸収性をアップしている。
また安全性だけでなく、これまでのミップスヘルメットよりもコンパクトに設計され、冷却効果やエアロダイナミクス効果も向上。さらに軽量化も果たした「次世代型ヘルメット」だ。

 

安全性もデザインも一歩先をいくモデル

ミップス装備とは思えないほどコンパクトな形状。前方から見える大きなベンチレーションホールは、前方からの風を取り入れ、頭部全体の涼しさを確保してくれる

超軽量ダイヤルの「ロックロック5 プラス」に進化。サポート域と調整範囲が拡大するとともに、より高いフィット感を実現している

冷却効果の向上は内側の「ディープインターナルチャネリング」によるもの。多数のエアベンチエーションホールと横方向の溝が、頭部全体に空気を流す

左が通常時。ここから上のシェル(赤い部分)だけを手でググッと限界まで動かしてみる。すると右のように内側シェル(黒い部分)が大きく露出する。距離にすると2㎝以上も動いている! この2㎝のズレが落車による衝撃を減らしてくれる

INFO
GIRO・イーサーミップス

3万7000円(税抜)
●サイズ:M、L(マットブライトレッド/ダークレッドのみSあり) ●カラー:マットブライトレッド/ダークレッドマットブラック、マットブルー、マットホワイト、マットホワイト/シルバー、マットブラックフラッシュ、マットシトロン/ホワイト ●重量:250g(M)

 

TESTER’S IMPRESSION
ぶつけられないけど……とても涼しいのは確か!

手でふたつのシェルをいじると「こんなにズレて大丈夫?」と思うほど動く。もちろん走行中にカタカタ動くようなことはないのでご安心を。さすがに衝撃を加えるテストはできないが、これでまたロードバイカーの安全レベルが上がったと思うとありがたい。
内側の形状はいわゆる「アジアンフィット的な丸型」と少し違い、やや縦長か? 違和感や痛みはなく、後部のダイヤル調整で問題なくフィットする。個人的な特記事項としては「これまで被ったヘルメットのなかでもっとも涼しい」! 内側の溝の冷却効果がこんなに体感できるとは驚きだ。あきらかに風が抜けていくのがわかる。 ちょっと値は張るが、安全性、涼しさ、そして新たなシステムを求める人にオススメだ。

 

TESTER
ハマダ

もとショップ店員の編集部員。頭の形状は典型的な日本人の丸型。頭部から落車したことはないが、落車を伴う事故は何度か経験している。また基礎体温36.8℃の汗っかきで、ベンチレーションホールの少ないヘルメットはあまり好まない
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問:ダイアテック www.diatechproducts.com
TEXT:浜田幸紀(本誌) PHOTO:荒木優一郎

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