バイシクル特集

2018/10/7 更新

【連載・TEST ME】ASOSS・エキップ RS ビブショーツ S9

スイスのウエアブランド、アソスが、高級ショーツラインナップS7を6年ぶりにモデルチェンジし、その名もS9となった。
最大の特徴はロールバー構造で、パッドを安定させるためにパッドの近くにまでビブストラップが延長されている点だ。これにより、パッドがライダーによりフィットし、ずれることがなく、快適にライディングを楽しめるようになっている。
このほか特徴的なAロックエンジニアリングと名付けられた5つのテクノロジーを採用。縫製パターンも進化し、わずか2パネルで構成されている。このため縫い目が少なく、ライダーへのストレスも最小になっている。ちなみにこのパネルの形が蝶に似ていることからバタフライと呼ばれる。
さらに上位モデルのエキップRSRビブショーツS9(4万2000円税抜)という軽いモデルも登場する。より強度の高いタイプ701平織りヴォーヴェンファブリックを使い、ロールバー構造を使わずにパッドの安定性を実現し、160g という軽さを誇る最上級モデルだ。

 

2パネルのみで縫い目も少ない

パッドはS7から進化したS9のパッド。前面が薄く、通気性も高いため蒸れにくい

スソ止めはシリコンゴムを平織りにした構造。スソがずれにくく、かつ肌を傷めにくい

ストラップには速乾性の高い、カーボン混紡繊維入りのゴムを採用し適度な伸縮性をもたせ、ストレスなくショーツを安定させる

パッドを安定させる背面パネルはエルゴボックスと呼ばれ、ロールバーと上下で縫い付けられる

INFO
ASOSS・エキップ RS ビブショーツ S9
2万8600円(税抜)
●ライン:エキップ RS ●クライマコード サマー1/3 ●サイズ:XS、S、M、L、XL、XLG ●重量:185g(編集部実測、Sサイズ)

 

TESTER’S IMPRESSION

サドルに引っかかってもパッドがずれない

パッドの安定感のよさがこのビブショーツの特徴だ。一般的なビブショーツは、サスペンダー状にストラップがショーツを持ち上げている。ストラップのテンションが高すぎると肩が凝ってしまうし、テンションが低すぎるとパッドがずれやすい。これを解決したのがロールバー構造だ。ショーツの背面からパッドをストラップで吊り上げることでパッドを安定させているのだ。このためダンシングしたときにサドル先端でパンツがずれることもなく、快適なはき心地だ。
さらにパッドは前面が薄く、後ろが厚めになっているため、サドルからの衝撃を抑えつつ、蒸れにくくなっている。皮膚のトラブルは湿度が高くなると起こりやすくなるので、パッドのクッション性よりも、通気性がじつは大切なのだ。これなら翌日も快適に走れる。

 

TESTER
ヤマグチ

学生時代に海外でのロードレース経験を積んだが、しばらくお休み。35歳に乗鞍1時間切りを目指してからロードレースに復帰。Jプロツアーで走るも現在は鎖骨骨折からのリハビリ中。このショーツはケガする前と後とでテストした

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問:ダイアテック www.diatechproducts.com
TEXT:山口博久 PHOTO:柏木ゆり

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