バイシクル特集

2018/10/9 更新

【連載・TEST ME】CHAMPION SYSTEM・エリートジャージ

今年のツール・ド・フランス第6ステージでステージ優勝したダニエル・マーティン(UAEチーム・エミレーツ)のゴール写真を見ている際に、ふとした違和感が……。その理由は選手の上半身前面にあった。
このジャージ、ファスナーがないぞ! 調べてみるとオーダーサイクルジャージを手掛けるチャンピオンシステムの「エリートジャージ」とのこと。しかも選手供給のみの「特別モデル」ではなく、一般向けにも発売されている!前面にファスナーがないことで得られるアドバンテージは、エアロダイナミクス効果の向上、ジャージ単体の軽量化、通気性の確保、さらに生地本来の伸縮性を生かせるなどさまざまある。
とくに余分なものがない前面は通常モデルよりもフィット感が高まる。「ロードレース用ジャージは必ず前開きでなければならない」という既成概念を打ち砕く一枚となっている。
今回は同社が出しているレースカットのショートスリーブジャージと比較する形で、このエリートジャージをチェックしてみた。

 

レーシングフィットでエアロ効果大!

非常に通気性の高いメッシュ生地。生地の向こう側が透けて見える。UPFによる紫外線対策はされていないので、日焼けクリームの併用が勧められる 

ずり上がり防止のラバーグリップが側面から背面側へ装備されている。前面の裏側は、圧迫力が低めのグリップが施されている

丸首タイプですっきり。ファスナーがないのでチャラチャラとグリップ部分が揺れることがない 

背面左右のポケットは外側に向かってアーチが施され、入れやすくなっている。が、あとちょっと低い位置にあるとうれしい

INFO
CHAMPION SYSTEM・エリートジャージ
1万4500円(税抜)
●素材:エイジル ●サイズ:XS-XL ●カラー:オリジナルデザインで作成可能 ●レースカットと女性カットあり ●重量:90g(Sサイズ実測)

 

TESTER’S IMPRESSION

これは特別な一着! タイトなフィット感がモチベーションを上げる

革新的なレーシングジャージ。スキンスーツとまではいかないが、通常よりややタイトな着心地で、肩やソデまわりを含めてエアロ効果が高く感じる。肌に対してムダなくぴっちりなので、TT系のレースにも使えそうだ。また生地全体が非常に薄く軽いので涼しく、それこそファスナーを下げる必要がないくらい。
着てわかるのは、これはデイリーに使うモデルではなく、レース時に最後の一秒を稼ぎ出す特別なウエアだということ。間違いなくレースへのモチベーションが高まり、トッププロの気分になれる。
また、チャンピオンシステムはオーダージャージブランド。つまり自分でデザインした前面のデザインが「ファスナーによって左右に裂かれることがない」のもうれしいポイントだ!

 

TESTER
ハマダ

欧州ロードレースのTV観戦マニアでもあり、ツールで選手が着ていたこのジャージが気になっていた。身長175㎝、ウエスト79㎝、肩幅42㎝で、今回はSサイズを着用。右の通常タイプのレーシングジャージと着心地を比較してみた

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問:チャンピオンシステムジャパン https://champ-sys.jp
TEXT:浜田幸紀(本誌) PHOTO:荒木勇一郎

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